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高血圧 “血圧の薬は一度のみはじめたら一生続けなけらばならない“と悲壮感を漂わせている人にお知らせします。もしあなたが肥満傾向の人なら、体重を落とすことにより血圧を下げられます。私の患者さんの中には、減量により降圧剤が不用になった方が
3人おられます。ただ問題は、この減量を実行し持続させることが難しいということです。
また、運動療法も血圧を下げる効果があります。有酸素運動がいいですね。最も簡単な方法は歩くことです。若い元気な方は、やや早足で約1時間を目安にしてください。週に3回以上が必要です。高齢の方は、あまり無理せず、ゆっくりペースで平地を歩いてください。休み休みで結構です。膝や腰が痛い方、またかなり肥満の方は、歩行により関節に負担がかかるので水中歩行を勧めます。いずれにせよ持続させることが重要です。このような運動の前後に血圧を測ると、最高最低血圧とも5〜10mmHg程度下がるはずです。試してみてください。
高脂血症 この病気は、体質(遺伝的素因)が大きな要因ではありますが、親を恨んでも仕方ありません。若いうちから(
30歳代)コレステロ−ルや中性脂肪を下げておくことが大事です。動脈硬化というものは徐々に進行し、何十年かたって病気(脳血管障害や心筋梗塞など)を引き起こしてくるからです。
食事、運動、薬物療法がありますが、まずは前2者を実行しましょう。鶏卵、魚卵、卵を用いた食品ではマヨネーズやバター、肉の脂、シラスなどにコレステロールが多く含まれています。摂取量を減らしましょう。戦後間もない頃は、鶏卵が最大の栄養源として重要視されましたが、今の時代は普通の食事でも栄養過多になってしまいます。卵を接種しすぎないこと、とくに高齢者は注意が必要です。運動療法は、高血圧の項で述べたものと同じです。
こういう話がありました。ある人が、この人は毎日1時間以上歩いているのですが、急にコレステロールの値が高くなったのです。その原因は?”するめ”でした。歩行中に口寂しいので”するめ”ならいいだろうと、毎回一枚くらい食べていたのです。気をつけましょう。
糖尿病
食事療法ってとても難しいですね。私の外来でしっかりカロリー制限が守れている人はごくわずかです。ほとんどの人が、「私はそんなにたべていないのですがねえ」といいます。でも実際計算してみると、ちゃんと食べているのです。思いきって二週間ほど入院してみましょう。一日1200,1400,1600キロカロリーという食事を経験しないことには食事療法は始まらないのです。
果物は体に良いから、糖尿病を悪くするわけはないと思い込んでいる方が結構大勢いらっしゃいます。梨、柿、りんご、みかんなどを一日に3〜5個も食べながら、ご飯は、こーんなにちょっとしか食べていないと強調される方に申し上げます。果物はりっぱなカロリー源です。それから、必ず毎日体重を測ることが大事です。ほとんどの方が体重計に乗りたがらないのが現状です。体重計を睨むことで、少しでも病気であるという意識がもどるという効果を期待したいからです。薬に関しても一言。糖尿病の薬は、食事制限をしてはじめて効果が出るものですので、薬を飲んでるから安心と、たくさん食べると、どんどん悪くなりますよ。最近では、毎食前に服用することにより、食物の吸収を遅くするものや、食後の血糖値を短時間下げるタイプの薬もありますので、主治医の先生とよく相談されることをお勧めします。
狭心症
胸痛があって、狭心症では?と悩んでいるあなた。まず24時間心電図をとることをすすめます。とても簡単で、私のような開業医でも行っています。この病気は、証拠を捕まえられるかどうかが鍵です。
胸痛の特徴ですが、5分から15分くらい続いて、すうっと消えてしまうこと、圧迫されるような(よく万力ではさまれるようなと表現します。)痛みであること、痛みは必ずしも胸だけではなく、胃の痛みと感じたり、肩・首・顎にも痛みが放散することがあるなどです。また、発作は一日中いつ起こってもおかしくありません。
喘息
最近は喘息、特に小児喘息が増えています。理由は不明ですが、環境や食事の影響が関係しているのは疑いのないことと思います。しかし、これらを取り除くことは、現時点では不可能に近いでしょう。秋から冬に入るとゼコゼコ咳をしてヒューヒュー喉が鳴り、夜横になって眠れない子供も多いようです。また走ると咳が出るため、自然と運動から遠ざかり、引っ込み思案な性格になってしまうこともあると思われます。
現在では、ステロイドの粉末(フルタイド)を手軽に吸入する方法が主流になっています。ステロイドと聞くとアレルギー反応を示すお母様方も多いでしょうが、この粉末の吸入では、その副作用は非常に少ないと考えて間違いありません。その吸入による効果のほうが、はるかに勝っているのです。一度試されてはいかがでしょうか。1週間で驚くほど元気になりますよ。血圧を血圧計で測るのと同じように、喘息の状態を数値で表現できる簡単な装置(ピークフローメーター)も非常に役に立ちます。
とにかく専門の先生に診てもらうことが肝心です。総合病院の呼吸器科、呼吸器内科、または開業医でも、はっきりと呼吸器科と看板を出しているところを選びましょう。もう一つ重要なことは、自分の判断で勝手に治療しないこと!です。患者さんは小児期から病気に慣れてしまっているため、今までの自分の経験のみから治療を決めてしまう傾向が見られます。われわれ専門医は何千、何万という患者さんを経験しているのですから、この経験と学問から得られたアドバイスを、ぜひ最初のうちだけでも素直に聞いてください。
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